三河伝 大東流合氣柔術  神刀道進會   浜松


《過去の稽古日誌》

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2016年
















稽古日誌 2016           閲覧ありがとうございます。 



ご挨拶:
吉田先生からの依頼で、稽古日誌を載せることになりました。気まぐれ日誌ですが、よろしくお願いします。(文責:森田)

※技の名前は、稽古のために便宜的に付けられたものが多く、正式なものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

※技の名前は、大東館(武田時宗先生)のものを使わせていただくことにしました。






2016年12月24日(土) 

今日は、浜松の稽古納めでした。
早いもので、浜松に移動してから一年が経つんですね。今年はやはり、Gさんが入会してくれたことが一番大きかったですね。稽古の内容や理解ががらりと変わりました。出会いが大切ですね。来年はどんな仲間が増えるか、楽しみです。

合氣上げ
投影術というのを教わりました。相手が押し込んでこなかった場合の対処法です。相手が来ないならこちらが行く。ただし、自分の影だけを前に置きます。自分の前にいる影が上げているのをイメージします。
余計なことを考えなければ、意外とあっさりできました。原理は分かりませんが、テクニックとしてはいろいろなところに応用できそうです。以前、正面打ちの時にやったのと同じですね。

柔術
胸取りの二ヶ条。相手の手首をつかむときに、自分の親指をくるりと相手の手首に沿わせて回すのがコツのようです。やさしく撫でるとよくかかりました。

指固め(?技の名前が曖昧です…。)
親指から一本ずつ順番に極めていきました。指によって繋がるところが変化していくのが分かりました。これも、力ずくでやるのではなく、合氣です。相手の体に繋げることで、体全体を制御します。もし、体に繋がずに指だけ攻めたら指が折れるだけでしょうね。稽古するときは注意してください。


最近気付いたことですが、合氣って、指先、手先の小さな動きでかけるものが多いんですね。初めに思っていたよりも随分小さくて微妙な動きです。
手を張るにしても、ただ張れば良いというものではなく、何をしたいかによって開き方も変わってくると思います。指は5本もありますから、研究のし甲斐がありますね。

…今年一年、事故なく無事に稽古が終えられたことを感謝いたします。来年も良い年でありますように。







2016年12月17日(土) 

合氣上げ
雑誌『秘伝』の今月号で有満先生が載せていた合氣上げを、吉田先生に解説していただきました。
山本派とは攻めのポイントの順序が違うそうです。かかった感想としては、始めに強めのロックがかかり、最後もガンと衝撃がありました。

合氣
肩をポンポンと触りながら次々に崩していく技。これは、大勢に囲まれた時に、敵の間を通り抜けるための技だそうです。
方法は、肩をトンと叩くだけです。腕の力を抜いて、腕の重みを使って合氣をかけるようです。すり抜ける感じは、風が前から後ろへ通り抜けるようなイメージだそうです。
かかった感想は、一回目はドスンときて足から崩れました。二回目はフワっと感じて崩れました。
いざという時にこれを使うには、百発百中の確実性が必要ですね。合氣の厳しさを改めて思いました。







2016年12月10日(土) 

先週、体験の方、入会です。どうぞよろしくお願いします。

合氣上げ
新入会のYさんとやりました。相手が変わると、全然やり方が変わってしまいますね。想定している攻撃が来ないときの対処法がまだよくわかりません。いろいろ研究させていただきますね。

剣術
素振りの練習。振り上げた時に左手が額につくように、というのがなかなか難しいです。振り下ろすときは、つかのお尻を前に向けたまま左手をすっと前に伸ばして、右手をそれにかぶせるようにおろす。剣先が後からついてくるようになれば良いそうです。
基本が結構難しいです。







2016年12月3日(土) 

居合
体験の方が一人来てくれました。居合経験者だそうで、先生の指導がいつもにも増して熱かったですね。納刀の基本を確認しました。
納刀の手順を分解して練習するって、あまりないのでしょうか。体を縦に半分に割るのは、結構高度なテクニックのようです。私たちは逆に、一息での納刀ができないので、講習会など他の道場の方とやるようなときには慌ててしまいますが…。早く一息での納刀を許可してもらえるように頑張って練習します。

柔術
一ヶ条正面打ち表・裏。
握った手の部分がとても大事ですね。これが効いていないと、その後の崩しがゆるんでしまいます。引くときは、引く方向がずれるとやっぱり効きが悪くなります。

合気
両手取りの合気下げ。最初に手の甲を相手の腕にピッとつけるのを忘れるとかかりません。後は合谷の攻め方ですね。








2016年11月26日(土) 

居合
今日は、小学生のY君が自主的に大人に混じって型をやっていました。先日、吉田先生がY君に丁寧に刀の抜き差しを指導して以来、Y君のやる気が変わりました。厳し過ぎて嫌になってしまうかなと思いましたが、逆にやる気スイッチが入ったみたいです。子供でも、本物を感じていいるのだろうな、と思います。

剣術 受け流し
受け流しをするときの脇に添える手を、パーではなくてグーにする理由をうかがいました。パーだと剣が滑るときに体の内側に入りこんで体が切られてしまいます。グーだと弾力がでて外に流れてくれます。実際試してみると一目瞭然でした。

柔術
長尾先生の講習会での技の復習。
指を持たれて後ろへ飛ばす技。指をスッと上げるテクニックも必要ですが、一番大事なのはどこに向かって指を差し込むか、でした。
天地投げみたいな技。上の手を脇へ差し込むように上げると、受けの人が斜めに崩れるので、相手の体の前にできたクロスの線を意識してその真ん中に向かって反対側の腰を入れる。下の手は腰と釣り合って後ろに行きます。手を引こうとしても崩れませんし、腰が崩したい方向と逆に入るので、発想の転換が必要です。

いつも日誌を書いていて思うのですが、こんなに種明かしをしてしまっていいのでしょうか。会のメンバーには良いと思いますが、誰でも読めるとなると…。後は吉田先生の方針次第でしょうか。一応、先生からは注意を受けたことはありませんが。あるいは、文章だけではどんな技なのかわからないので、実際には、稽古を受けた人にしか通じていないのかもしれません。それで加減されているなら丁度良いのかな。







2016年11月20日(日) 長尾先生講習会 in 清水

無限神道流居合術
小野派一刀流剣術
大東流合氣柔術

長尾先生の講習会に行ってきました。
長尾先生は腰の椎間板ヘルニアを患っていると伺っていましたが、まったくそんな素振りは見せず、技もパワフルでとてもキレていました。いったいどこからそんなエネルギーが出てくるのでしょうか。きっと命を削って教えて下さっているのでしょうね。それを思うだけでも、ありがたいです。あと何回、長尾先生にお会いできるでしょうか。貴重な時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

今日は他の道場の方々と手合わせさせて頂いて、とても刺激になりました。初めてやる技も多かったですが、普段、吉田先生から教えて頂いていることの応用でなんとかさまになったので自信が付きました。やっぱり基本が大事だな、と改めて思った一日でした。
居合も剣術も柔術も、まだまだ覚えなければいけない技が沢山ありそうで、やっぱり、三つやるのは大変ですね。技を継承することの大変さを感じます。

昔は恐かったらしい長尾先生も、女性の私にはやさしいかったです。お褒めの言葉をいただいてすっかり嬉しくなっています(笑)。「居合は大事だよ」と、二年前と同じことを言われました。しっかり受け止めて居合も頑張っています。まだ座技しか習っていませんが、時間がかかってでも最後までやれるといいな、と思っています。







2016年11月19日(土)

居合
〜「いとまごい」。清水の講習会に向けて、総復習のつもりでやりました。まだ、後半の型が覚え切れていませんでした。長尾先生に見ていただくのは1年ぶりです。ちょっとは上達したな、と思ってもらえるように頑張ります。

剣術
打ち落とした後に払い上げる練習。”払い上げ”というと上に放り投げるような印象ですが、実際は、絡めて頭上まで運んであげる感じ。そのまま弧を描きながら一歩出て脇腹を切る。

柔術
腕を抱きかかえられたときの対処法。抱えられた方の肩を押して相手の向こう側の肩につなぐ。それから反対の肩で相手のこちら側の肩に押し込む。コツは、どうにかしたい側とは反対の肩を動かすこと。体の転換のときも、反対側の肩を振ることで合気がかかっていました。同じですね。







2016年11月12日(土)

居合
久しぶりに「暇ごい」までやりました。改めて、すべての型の中に刀使い、体使いのエッセンスが込められているのだなぁ、と感じました。見た目の美しさを追及する流派ではありませんが、正しい動きをすれば自ずと美しいラインになるのだろうなと思います。一振り一振り丁寧にやることで、自分の余分な動きが削ぎ落されていけばいいな、と思います。

合気上げ
やっぱり、先生は手首が膝より前に出ません。私たちは、前かがみになりすぎているのかな、と思いました。
腕をつかまれる瞬間に手をパッと張るのは、相手につかまれるのではなく、こちらが見えない手で相手の腕をつかんでいるような状態をつくるためかな、と感じています。つかまれた瞬間に負けていないことが重要です。

最近疑問に思っていること:
以前、相手の気をスーっともらってくる方法を教えて頂きましたが、それをすると相手の力が抜けるような気がします。でも、パッと手を張ると、相手は固くなって止まります。力の強い相手には、どちらが有効なのでしょうか。それとも合わせ技でしょうか。吉田先生、教えてください。

※「お知らせ」を更新しました※






2016年11月5日(土)

居合
つばめ返し。今日は先生の真剣を振らせて頂きました!無我夢中で何とかつばめ返しをやって、無事納刀できました、ふーっ。あとから思い出すと、怖くなりますね。指切らなくてよかった(笑)。物には使っている人の気が宿るといいますが、先生の刀は優しい感じがしました。それに比べると私のはなんだかギスギスしています。まだまだ修行が足りませんね。
納刀のときに鞘を引き過ぎるのを指摘していただきました。稽古中は直りませんでしたが、帰ってきて鏡で確認したら軸がぶれていることが分かりました。何とか直したいと思います。

柔術 正面打ち 一ヶ条
受ける時は頭の近くで受けて、足は出ない。それから手をすっと出すと合気がかかります。あとは切らさないように相手の正中線をとらえて崩す。
柔術のコツは、合気はもちろんですが、正中線を合わせるのと重心をとらえて崩す、でほぼ決まりのようです。ひとがやっているときはよく見えるのでずれていると気持ち悪い感じがするのだけど、自分でかけるときはなかなかピシッと合いません。数こなして慣れるしかないのかな…。

※「お知らせ」を更新しました※






2016年10月29日(土)

剣術 切り返し
脇構えからの切り返し。先週、間合いの稽古をした意味がわかりました。剣が下りてくるのを見る余裕ができていました。剣が見られればタイミングを合わせることができます。合わないのは、遅れるより早すぎた時が恐いです。自分の剣が空を舞ってしまって、下りてくる剣に対して何もするすべがなくなりますから。今日は吉田先生が寸でで止めてくださったのでセーフでしたが…(汗)。でも、真剣勝負だったら、わざとタイミングを外すという作戦もありでしょうね…。

柔術 短刀取り
短刀取りを各種。大東流の柔術はもともと剣を想定した技なので、二ヶ条や四方投げは短刀を持っている時の方がかかりやすそうです。短刀をもってやると、技の意味がもっとよくわかりました。
リクエストで、合気道の五教を有効にするやり方も教えていただきました。五教は、そのままでは相手を崩すのが困難なので、一度肩に繋いでおいて相手の肩甲骨を回すように崩すとよいそうです。…どんなリクエストでも先生が必ず答えをくださるので、やっぱりすごいなぁと思います。

柔術 二ヶ条
大東流には、手首を極める二ヶ条とは違う形の二ヶ条があります。これらがなぜ二ヶ条と呼ばれるのか、それは一ヶ条を踏ん張られたときに返し技として使うからだそうです。これは大東館の口伝だそうです。また貴重な奥義を教えていただきました。返し技は、単独ではなかなかかかりませんが、返し技としてかける時に初めてその威力を発揮するそうです。二ヶ条がかからないときの三ヶ条もあるそうです。

柔術は合気がなくても力でかけられるのが利点だそうですが、やはり合気がないとかかりが甘いし、のんびりやっていると返されたり逃げられたりしてしまうので、合気のポイントは知っておいた方がいいな、と思いました。







2016年10月22日(土)

剣術
間合いの稽古。正面打ちを鳥居に受けて、後ろ足を寄せながら脇へ流す。このときもやはり、押さず引かず、そしてひねらず、です。私はどうしても体をひねる癖があるようです。体は進行方向に向けたまま足を寄せて、剣は滑らせて流す感じでしょうか。

居合 つばめ返し
反りを上のまま抜くバージョンと、反りを下にして抜くバージョン。三振りを一息でやるそうです。逃げる燕を追いかけて切るので「つばめ返し」というそうです。


合気上げ
今日は水筒でやりました。いい感じに力が抜けてきました。今まで、最後の上げるところで苦労していたのが、ウソのように軽くあがります。
…そういえば、私が吉田先生のところに通い始めた数年前も、茶筒を使って稽古していましたね。その頃は、正直、「こんなこと本気で稽古しているここって、大丈夫なの?」と思っていました。そのくらい私には無謀で現実味がない稽古に思えました。でも、何となくでも細々とでも続けていて良かったです。最近やっと、これの深い意味がわかってきました。
やっぱり合気上げは、一日、二日の講習で習得できるようなものではありませんね。日々の積み重ねで感覚を養ってこそ、初めてできるのだと思います。合気を体感できるこの環境が本当にありがたいです。







2016年10月15日(土)

今日は、北見で吉田先生が教授してきた技を教えていただきました。

久々の皿回し
指でおわんをつくって繋ぎ、少し落として引き寄せ、それから両手の甲を動かして相手の右の肩に差し込みそのまま左へ移して最後は手首をくるっと返す、です。コツは肩に差し込むとき、少し肩から後ろへ突き出るイメージで。首の後ろを通る感じになります。
手を回さないバージョンの皿回しも教えて頂きました。これは北見の先生方から教えて頂いたそうです。幸道先生の動画で見られるものと同じでしょうか。

正面打ちの受け方
自分の頭の近くで受け止め、軽く重心を動かして繋ぎ、あとは切れないように前か後ろに一歩ずれる。相手の脇が伸びるようになれば正解です。
後ろに引くのはかなり難しかったです。先生がやると腕に吸い付けられるように相手がくっついてきて最後に伸び上がります。

他にも合気上げをはじめ色々教えて頂きましたが、いつもやっているものよりかなり難しかったです。北見の方々はレベルが高いですね…。

先生があちらで充実した時間を過ごされてきたことは、お顔の晴れやかさでお察しできました。今後もよい関係が築ければよいですね。







2016年10月8日(土)

今日は、先生が北海道に遠征のため稽古はお休みでした。

先生のご出身の、北見の道場の50周年記念講習会です。懐かしの先生方にはお会いできたかしら。お土産話が楽しみです。







2016年10月1日(土)

合気上げ
茶筒を使った練習方法。(茶筒がなかったのでペットボトルでやりました。)両手で茶筒を挟んで、これを回すように上げます。下側半分で繋いで、上側半分で上げる、です。
いつもより自分に近いところで小さい動きになりましたが、この方が楽に上がりました。自分の可動域が思ったより小さいことに気が付きました。

持たれた手が可動域を出てしまった時の対処法も教えて頂きました。先日の、握らずに押さえられた時のやり方と同じでした。なるほど!
あと、送るのではなく引いてくる合気も教えて頂きました。指の力を抜いていくと相手が寄ってくるようなのですが、私がやるとただの脱力になってしまいました。習得はまだまだ難しそうです。

二人取り
二人取り(二段昇段の課題)のやり方を丁寧に教えて頂きました。手品で言うところの“種明かし”です。昔は種明かしなんてしてもらえなかったそうなので、この時代でラッキーだなと思います。でも、手品と同じで、種を聞いたからと言ってすぐにできるものではありません。合気を切らさない練習ですね。因みに、三人取りは胸合気ができるかどうか、だそうです。でも、それより私は初段の条件の合気上げで、あのすごい先輩方を上げられる自信が全くありませんが…。

押さえこみ
座技で、腕を押さえて全身を押さえ込む技。初めに合気をかけておいて、相手の中心に自分の重心を乗せていく、という事のようです。でも、物理的に重なり合っている訳ではないので、すべてイメージでコントロールします。傍目にも何も動いて見えません。今までで一番難しいように感じました。


合気をやっていると、人間というのは随分と目に見えない部分でできているのだな、と感じます。吉田先生はそれを「蜘蛛の糸」とか「波」と表現します。初めはそれを単なる比喩だと思って聞いていましたが、最近は、実際にあるものとして受け入れた方が合気の近道のような気がしてきました。学校では絶対教えてくれない、本当に不思議な世界です。






2016年9月24日(土)


高校生の女の子が体験に来てくれました。むさ苦しいおじさんばっかりでごめんねー。でも、初めてなのに上手でしたよ。バレエ(ダンスの)をやっていたそうで、しなやかな筋肉の使い方が合気に向いているのかもしれません。一回も「力を抜いて」と言われていませんでした。

今回感じたことは、武道を全然やったことない人にいきなり合気の技をかけても、あんまり凄さが伝わらないなぁ、ということです。もちろん先生の技はしっかり極まっていましたよ。でも、武道とかやったことがないと「普通はこんな事できないんだけど」という前提がないんですね、たぶん。手品と一緒で、上手にやりすぎるとダメなんです。その点、六方会の岡本先生は見せ方がうまかったですね。まぁ、凄さは伝わらなくても、何か温かいものを感じてくれていればいいな、と思います。


護身術いろいろ
後ろから羽交い締めにされた時の対処法。肩を張って腕をすり抜け、輪っかになっている相手の腕をつかんでひょいっと投げる、です。すり抜ける時に相手の腕を押したり引いたりしないのがコツです。投げる時に力を入れないでふわっと投げるのも。もちろん合気がかかってないとかかりません。いざという時にこれができるようになるには、そうとう訓練が必要です。初めての人には、足を踏んで逃げる、を先生はお勧めしていました。


座技 小手返し・こば返し
こば返しを初めてやりました。本で名前は知っていたけど見たことがなかったので「おー、これがこば返しなのね」という感じでした。やっぱりコツがいりますね。くれぐれも、逆関節で体重乗せたりしないこと。合気がかかっていれば手ごたえなくいけます。







2016年9月17日(土)

今日は先生が豊橋の中学校の文化祭に参加のため、浜松の稽古はお休みでした。

私も、藁を切るところを見たかったな…。そのうちチャンスがあるかしら?







2016年9月10日(土)

合気上げ
合気上げの最後のところで、浮いた腰を落として足の裏にくっつけるというのがありますが、背中で引くと相手に分かってしまいます。どこの筋肉をどう動かせばよいのか、難しいです。

合気の原理として吉田先生がいつも教えてくださるのは、「全身の筋肉を少しずつ使ってトータル10にする」です。最近やっとその意味が分かってきました。全身をつないで効率よく力を送るとそんな感じになります。力が入っているとダメだけど、筋トレはやった方がいいみたいです。自分の体の関節や筋肉の動かし方が分かっていないとできないので、習得には練習が必要ですね。

先日、パラリンピックの重量挙げの選手が「残された筋肉をどう効率よく使うかを日々考えている。頭をものすごく使います。」と言っていたのを見ました。合気と同じだなぁ、と思いました。







2016年8月27日(土)

合気 いろいろ
今日は、究極的なつなげ方を教わりました。指先から糸が出ているイメージで指先を張るだけです。先生の手がちょっとぴくんと動いたかなという間に、Gさんが苦しそうに崩れていきました。
一見すると魔法みたいですが、ちゃんと原理があるようです。自分の体の筋(すじ)一本一本を操れないといけないみたいです。
でも、筋一本一本を把握するのは大変なので、イメージを使って無意識に動かせるようにしているのかな、と思います。
指の筋とか背骨の筋とか、今まで生きてきてそんなところを意識して動かしたことがないので、体をどう動かしていいかわかりませんね。力を抜くのも、抜き方がわかりません…。習得するには数こなす必要がありそうです。

合気道の「体(たい)の転換」に似た技をやりました。でも、足を動かすことなく肘の使い方だけで、相手が崩れないといけないそうです。持たれたところを動かさないというのは同じですね。


合気上げ
今日一番の仰天は、やっぱり合気上げでした。今まで、絶対にかからないと決め込んで練習もしていなかった持ち方を、吉田先生はいとも簡単に上げてしまいました。手を握らずに軽く触れて押さえられる場合です。(私の中ではこの持ち方が一番厄介です。)
吉田先生のやり方は、相手に気付かれないうちにすっと合わせてひょいっと上げる、です。
いやぁ、本当にすごいですね。方法があったというだけでも感動しましたが、それを自分にかけていただいたので、もう感無量です。

私のこの感動、吉田先生には伝わっているのかな…。この場をお借りして改めて「ありがとうございます。」







2016年8月20日(土)

柔術 一ヶ条
一ヶ条のうち、17本をまとめて受けました。2セット受けたら息切れしました。というか、吉田先生のがきつかったかな…。
柔術は、形だけまねをしてもかからないようでした。もちろん、男の人が本気で手首を折り曲げたら骨が折れるでしょうけど、一ヶ条は手首の骨を折る技ではありません。本当にかかると、体の筋が腕から腰まで全部伸ばされてギャーっとなります。そのポイントは、出来る人にかけてもらって体で覚えるしかないみたいです。

ちまたでは、大東流と言えば合気、みたいに思われていますが、柔術の技術の中にも奥深いものがたくさん潜んでいると最近感じています。
大東流を名乗るなら、合気上げと並んで柔術もしっかり継承していきたいですね。(でも、覚えることが多すぎて時間が足りない…。)

剣術
木刀の水平打ちと垂直打ちをやりました。体重をうまく剣に乗せるのが難しいですね。あと、腕の力を抜くのも。物を打つのは初めてですが、案外自然な動きができたのは日ごろの素振りの成果だなと感じました。素振りは子供たちには退屈なようですが、やっていればちゃんと身に付きますから頑張ってね。
西尾のMさんの打ちはすごかったです。剣をもぎ取られてしまいました。こういうアクシデントは楽しいですね。稽古の醍醐味です。






2016年8月6日(土)

大東館の一ヶ条
剣術の間合いを応用して一ヶ条の正面打ちの受けをやりました。「野中の幕」と、もう一つは自分の像を自分と相手の間に置いてタイミングをとる方法。これは文章にしにくいですね…。像をどこに置くかで攻撃の認識の早さが変わりますが、早く察知したからといって早く動くということではないようです。心の余裕が出来れば良いそうです。
吉田先生にかけて頂きましたが、受けられた瞬間に心臓がドキっとして息が止まりました。すごい圧迫感でした。先々週やった体軸の合わせも使っているようでした。






2016年7月30日(土)

合気上げ
相手が大きく後ろへ崩れてしまった時の上げ方。膝をつっかえにして肩に糸を結んで引くようなイメージ。
どこからでも上がるんですね。






2016年7月23日(土)

合気上げ
今日はいつもと違う観点からコツを説明して頂きました。私たちのレベルに合わせて先生が説明を変えてくださっているようです。皮膚の合気でしょうか。より確実に効かせられるようになりました。

猫だまし(?)
面白い技です。掴みかかって来る相手に対して、顔の前でパチンと手をたたきます。相手がぽけっとしている間に後ろに回って引落します。
先生がゆっくりやってくださったので2秒位間がありました。その間ずっと動きを止めておくには、やはりコツがいります。
私たちがやると途中で切れるので、切れる理由について皆で「ああでもない、こうでもない」と話しました。こういう会話は普通先生に遠慮してしないものですが、稽古生の発言を許してくださる先生にはやっぱり余裕を感じますね。本当にありがたいです。

合気の稽古は、相手の感想が聞けるととても掴みやすいです。どこでもこんな稽古をしているのでしょうか。稽古生同士の信頼関係あってこそですね。合気は人間の究極のコミュニケーション、といったら言い過ぎですか?最近、稽古が本当に楽しいです。






2016年7月16日(土)

剣術 切り落とし(袈裟切り、正面、突き、下段からの突き)
ついに両方とも竹になりました。ピーンと張った緊張感はなくなりました。先生の説明の意味が分かるまでしばらくこれで稽古したいです。早速、頭にコツンと当たっていました。竹で本当によかったです。
袈裟切りから下段、突きに進むにつれ、だんだんと相手の手元に近いところに切り落とすようになります。正しくやれば自然とそうなるようです。相手の剣を見るのではなく、体全体を視野に入れて相手の「波」を感じて動く、だそうです。緊張して体が硬くなっていると動作が遅くなって間に合いません。平常心が大切ですね。
私はやっと剣と剣が触れる瞬間が見えるようになってきました。でも、まだ踏み込みが大きいようです。本当に半歩で良いんですね。

合気 二ヶ条
いつもの二ヶ条と、幸道先生の二ヶ条を教えて頂きました。
いつのも二ヶ条は、最後のおじぎをするところで合気が切れてしまいます。先生が私の背中に軽く触れると、ほとんど動いていないのに受けている人が崩れていきます。そのほんのちょっとが、自分でやろうとすると相手に分かってしまうんですよね。どこをどう動かせばいいのか分かりません。
幸道先生の二ヶ条は、まるで魔術のようでした。吉田先生が視線をすっと首の後ろに投げているだけで、他の動作はいつもの二ヶ条と同じです。でも、かかった人は首にひもをかけられて真下に引き落とされたような衝撃を感じます。触れているのは腕だけなのに、です。吉田先生曰く、崩した後に相手から視線を逸らしてもかかり続けているのは、この幸道先生の二ヶ条だけだそうです。Gさんが顔を真っ赤にして苦しんでいるので、あんまり長くやったら危ないな、と感じました。

最近、吉田先生の次元が上がったと感じるのは私だけでしょうか。今日の二ヶ条も、吉田先生が小学生の時に見ていたのを思い出してやってみているだけだそうです。小学生の時には本当にかかっていると信じてもいなかったというのですから驚きです。いろいろな道場を回っているうちに身に付いた技術で、今、幸道先生の真似をしてやってみたらできるのだそうです。Gさんのお蔭で、先生ご自身も気づいていなかった能力が開花したようです。人の次元が上がる瞬間を目の当たりにできるなんて、貴重な経験をさせて頂いています。10月に吉田先生が北見の道場に行かれる予定だそうで、行って実際に技に触れたら、ますます何かが起こりそうですね。






2016年7月9日(土)

剣術
今日はたまたま私が持っていた竹の杖を剣の代わりに使ってみました。軽いので当たっても大したことはなさそうなので、打ち込む方は随分気が楽になりますが、受ける方はいつもの重い木刀ですから、やっぱり緊張しました。違いと言えば、押し込まれる力が弱い分、思ったところに剣が下りるので型稽古には良いかもしれません。本当は木刀でもタイミングと入る場所さえ間違えなければ、打ち落とすのに力はいらないのかな…とも思いました。
私たちがあまりにも怖がっているので、吉田先生が「それなら小手とヘルメットを付けますか」とおっしゃいました。うーん、さすがにそれは嫌かな、と思いました。危険性の何もない剣の稽古なんて、子供のチャンバラごっこより意味がない気がします。私事ですが、剣術の緊張感は、そのまま空手の組手に役に立っています。精神力が鍛えられているのだと思います。
因みに、竹杖は吉田先生が打った時に割れてしまいました。


今日から稽古時間が長くなりましたが、あっという間に過ぎてしまいました。基本稽古がゆっくりできるのも良いですね。
居合の納刀で、体の向きを変えながら刀を立てる動作について先生に頂いたコメント「押したり引いたりしないで自然に体についてくるように立てて、圧を変えずに棟を滑らす」、が合気の時に先生がいつもおっしゃっているコツと全く同じだったので、不思議でした。ひょっとして、居合が上手くなったら、合気も上達するのかしら…。






2016年7月2日(土)

小学生2名が入門してくれました。Cちゃん、稽古仲間ができて良かったね。

基本稽古
今日は基本をみっちり復習しました。吉田先生は、なかなか小学生に厳しいですね。でも、二人ともねをあげずに良く付いて来ました。自分の命を守るという緊張感を少しは感じてくれたかな。

合気上げ
手を上げないのに相手の体が浮き上がる原理について、吉田先生のたとえはこうです。「崖っぷちに立たされた人が追い詰められて自分で飛び降りるようなこと。」相手に気付かれないうちに崖っぷちまで追い詰めていくのがテクニックだそうです。確かに、かけられたときは、もう逃げ場がなくて後は上がるしかない、という感じになります。だから、傍から見ていると、かけられた人が自分で上がっているように見えるので、知らない人は「やらせ」じゃないの?と思う訳です。合気はかかってみた人にしかそのすごさや不思議さがわからないので一般的に広まらないのでしょうね。







2016年6月11日(土)

剣術
剣の理法を一つ教えて頂きました。
相手が一足一刀の間合いを切り込んで来たら、自分はその半分のところに入って剣を打ち落とします。相手の半分だけ動けばよいので相手より有利で、相手の剣を見てからでも間に合います。これを無理して相手と同じだけ入ろうとするので動きにも心にも余裕がなくなるのだそう。「100回やって100回成功できる理法でなければ使えないから。」と吉田先生はおっしゃっていました。
なるほど、剣とはそうやって戦うものなんですね。これが分かるまでは、剣が相手の手や頭に当たりそうで、とても本気で切り落とすことはできませんでしたが、正しくやれば危険を感じることはありませんでした。
とにかく、危険を回避するために稽古生は必死で、先生の言葉を理解しようとしています。吉田先生が木刀(しかも太いやつ)にこだわって稽古される理由はこの辺りにあるのですね。でも、木刀ですから、ちょっと指に当たっただけでも大変なことになります…。

合気の技
私が「明日、合気道の審査を受けます」と言ったら、吉田先生がやってみて、とおっしゃるのでいくつかやってみました。そうしたら、先生がそれぞれの技のもとになったと思われる大東流の技を見せてくださいました。(これはすごいことです。普通、他の流派の技を扱ってくれる道場なんてそうないだろうと思います。これぞ大東流の貫禄でしょうか。)
“天地投げ”は2つやり方を教わりました。一つは、上に上げた手に合気上げをかけてつま先立ちにしてしまう方法。つま先立ちになってしまったら、後は何をしても投げられるという感じでした。もう一つは、取られた時に手の平を天と地にそれぞれ向けて、両方をいっぺんにくるっと返します。そうすると相手が大きく崩れるので、後は一歩前に出ながら丹田を回して投げます。これは動きがほとんどないので、魔法を見ているみたいです。
“片手取り回転投げ”は、くぐるのではなく、相手の横でまわれ右をしながら手を上げるだけ。そうすると相手が吊り上げられた状態になるので、そのまま腕をふり下げます。
どちらも、傍から見ると動きがとても小さいので、合気道の審査でこれをやったら不合格になりそうです(笑)。
合気道の人にありがちな、重心が後ろにのっている時の対処方法も教えて頂きました。
(すみません。合気道をやっている人にしかわからない文になってしまいました…。)

大東流は合気道の前身といわれていますが、今日稽古をして感じたことは、合気道の技には、大東流のテクニックがすっかり抜け落ちているということです。まさに「骨抜き」状態です。合気道は一般大衆向け路線を選択したので、難しい技法は省略されて仕方がないのかもしれません。競技人口を増やしたという点では合気道は評価されます。大東流は陰でこそこそと技を追及しているので、入門しても残る人が少ないようです。演武もないし、まして昔のように戦いの場面もありませんから、何を目指して稽古するのかは難しいですね。でも、もし合気道の技に疑問を感じている人がいたら、ぜひ一度は近所の大東流の門をたたいてみてほしいです。







2016年6月4日(土)

居合
引き抜きのコツを教えて頂きました。目から鱗という感じです。今までも先生から指摘を受けたことはありますが、意味が分かっていませんでした。やっと理解できるレベルになってきたということでしょうか。ようやく居合っぽくなってきた気がします。

合気上げ
最近吉田先生が教えてくださる合気上げは、難しくて理解できません。手も何も上げていないのにどうして人が上がるのか、まったく訳が分かりません。何だか、自分が思っている世界とは次元が違う気がします。なので、書けることがないのでコメントなしです。

大東流を習い始めたとき、「合気道の延長線で考えていたら合気はつかめないな」と思って頭の切り替えを一生懸命やっていました。最近になって、吉田先生が北見の技をやり始めて、更なる頭の切り替えが必要な気がしています。でも、どっちの方向にどう切り替えればいいのかわかりません。しばらくモヤモヤしそうです…。







2016年5月21日(土)

一本取りの合気技
正面打ち北見バージョン。正面で受けて、そのまま大きく円を描いて最後に一歩相手の横に出ながら手を前に振る。最後の所はボールの下投げみたいな恰好になります。力とか勢いはない方がいいみたいです。吉田先生は、1・2・3のリズムでやっていました。2のところで相手の手が離れないようにするのがコツでした。

合気上げ
今日の合気上げの方法は、いつもにも増して??でした。「指を開いて胸を張る」と言われたのでその通りにやったら相手が勝手に上がっていきます。やったことは、ちょっと指と胸を動かすことと、「肘のかたまりが指から相手の肩に通る感じ」をイメージしただけ。手は一切、上方向には動かしていません。「上げるのだから手を上に上げる」という固定観念は完全に否定されました。
言われたままにやって上がりましたが、やっている本人が何が起こっているのか全くわかりません。私達はいったい何を操っているのでしょうか…。







2016年5月14日(土)

剣術
武田惣角先生が得意としたという、剣を右手から左手に持ち替える技をやりました。小手を打ってきたところでかわして、相手の右小手を打ち、持ち替えて左の小手。タイミング、足さばき、片手での剣捌き、全部を一度にやらなければならないのでかなり上級編だと思うのですが…。すみません、形を覚えるだけで精一杯でした。


帰りの車中、吉田先生から佐川先生のお話をいろいろ伺うことができました。本には書かれていない、臨場感あふれるお話はとても示唆に富んでいました。合気には力を使わないのに、なぜ佐川先生はものすごく体を鍛えていたのか?佐川先生からかもし出される気迫はどんなものだったのか。その場にいた人にしかわからない肌感覚を語っていただきました。
こんな貴重なお話を私一人で聞いていて良いのでしょうか…。







2016年5月7日(土)

くっつきの合気
両手がくっついてとれない!というのをやりました。
押さえられているわけでもないのに、両手が×を作ったまま離れませんでした。Cちゃんが「本当に、本当にとれないの?」と疑っていましたが、本当に動けないんですよ。「なんで?」と聞かれても、あのかかった感覚は、なかなか言葉では説明できません。取ろうと思えばとれるような気もしますが、脳から「取りなさい」という指令が来ないというか、心地よくて取りたくないというか…。くっついている所は筋肉が緊張していますが、頭は休眠しているような。…やっぱりうまく説明できませんね。気になる方は是非体験してみてください。
子供にかけるのは難しいみたいです。なぜ子供にはかかりにくいのか、それが解明できたら合気の原理が明らかになりそうです。私は、Cちゃんは緊張感がないからかからないのではないかと思っているのですが…。

幸道先生の技いろいろ
小手返しとおばけ。他にもいくつかやりました。今日の技は、どれも力を入れすぎるとかからないものばかりでした。力はびっくりするほどいらないですね。慌てると力んでしまうので、平常心が大切です。

柔術 一ヶ条一本取り
佐川先生のところの立ち技正面打ちを教わりました。また、衝撃的なやり方です。のどに食い込んできました。口を半開きにしていたら、危うく舌を噛みそうでした。


大東流の技はどれも力加減が重要です。くっつきの合気は型ではないので、取り立てて「合気」と呼ばれていますが、柔術の型の中にもくっつきの合気と同じ原理が利用されている気がします。絶妙な力加減が必要なところがそれだと思っているのですが、いかがでしょうか。

吉田先生は本当に軽く技をかけるので、傍から見ると“やる気がない”ように見えます。動きも合気道などに比べるととても小さいので、地味ですね。でも、かけられている人はすごい衝撃を感じているんですよね。それが大東流の不思議なところです。







2016年4月23日(土)

棒の合気 (北見では棒縛りと言うそう)
ついに棒の合気が見られました。これは安城でもやっていないそうで、貴重な体験です。
しかも、吉田先生も子供の頃に北見の先生方がやっているのを見たことがあるだけで、稽古したことはないとおっしゃるので驚きました。ただ見ただけの技を、しかも何十年ぶりにやって出来てしまうなんて、すごいですね!

かかった感覚としては、腕をつかむ時と同じでした。原理は同じなんですね。でも、自分でやってみたら棒が思うように動かないし、普段は指を上げたりして繋いでいる動作が棒ではできないので、繋ぐのが難しいですね。接触面の感覚が伝わってこないのも違うところですね。
棒の合気で、また違う合気の側面を見ることができました。面白かったです。


合気上げ
今日はGさんが上がりませんでした。講習会で何人か上げられたので調子にのって気を抜いていたかもしれません…。合気上げは、禅の修行みたいですね(笑)。
Gさんによると、北見でも「よこしまな心」では上がらない、と言われていたそうです。確かに、「いいところ見せよう」なんて思ったとたんに上がらなくなります。不思議です。だから、大東流には真面目で忍耐強い人が多いのでしょうね。でも、釣りは気が短い人の方が上手いそうなので、気の短い私は短期集中型を目指して頑張ります。







2016年4月17日(日)

”合気上げ講習会”の感想

吉田先生、ご指導ありがとうございました!
外部から参加してくださった方々も、遠路遥々ありがとうございました。

とても内容の濃い一日でした。集まったメンバーも濃かったですね(笑)。いつも先生のお話に聞いている先輩方にもお会いできて嬉しかったです。この面々を吉田先生が取りまとめていると考えると、また違った意味で先生がすごい方に思えてきました(笑)。(外部の方、手前味噌ですみません。)

合気上げにしても剣術にしても、感覚や間合いが本当に十人十色なので、初めて手合わせする方がこんなに大勢いると、正直頭がパンクしそうです。稽古なので失敗してもやり直せますが、本来は、初対面の相手を前に、瞬時に判断して調整するべきものなんですよね…。どれだけ修業を積んだら、そこまでの境地にたどり着くのでしょうか。平和な時代に生まれて本当によかった、としみじみ思う今日一日でした。

合気上げ
有段者の方は、さすがに教え方も上手ですね。今日はたくさんアドバイスを頂いて、お土産がたくさんできました。
他流派から参加してくださった方も何かを掴んでいただけたでしょうか。一日で合気を取ろうと思っていた方にはすみません。一年やってもこの(私)程度ですから、一日ではさすがに難しいかもしれません…。でも、吉田先生曰く、感覚を覚えていればそれを自分の中で温めることはできる、そうですから今後も探求を続けて頂きたいと思います。また再会できると嬉しいですね。

今日は、心がいっぱいになった一日でした。皆さん、ありがとうございました。







2016年4月16日(土)

新メンバーが増えました!心から歓迎します。

合気上げ
今日は吉田先生に、佐川先生の道場での合気上げも披露して頂きました。ちょっと変わっていたので、合気を取られないようにあえて回りくどいやり方をしているのかな、という印象を持ちました。

今日は剣道場だったので、棒の合気ができませんでしたね。先生、来週は棒の合気、楽しみにしています。







2016年4月9日(土)

今日は、体験の方が来てくれました。北海道の北見にある幸道先生の流れをくむ大東流をされていたそうです。吉田先生のご出身の道場でもあるそうで、昔話に花がさいていましたね。稽古も北見バージョンでご指導いただきました。
吉田先生の、技の引き出しの多さにはいつも驚かされます。普段は封印されているようですが、きっかけ次第でいくらでも出てきますね。まだ、何十分の一くらいしか触れられていない気がします…。

合気上げ
合気上げには、いろいろなやり方があるそうです。普段やっているのは長尾先生バージョン。今日は、1・2で上げるものや首の後ろに繋ぐものを教えていただきました。
やり方は全部違うように見えますが、そのすべてに共通する部分が、きっと合気上げのエッセンスなのでしょうね。そこも先生に丁寧にご指導いただきましたが、聞いてすぐにできるというものでもありません…。
タネ明かしをしていただいてもできないのですから、昔のように説明なしの稽古をしていたら、それは十年かかっても当然かもしれません…。

居合
居合は昔、「丹息の剣」と呼ばれていたそうです。丹田の動きと、呼吸の使い方が大切とのこと。表面的に形だけやっていてはダメなんですね。なかなか介錯から先に進みませんが、先生曰く、体を作っているからそれで良い、そうです。確かに、形を覚えてからでないと丹田や呼吸にまで意識が向きませんから、新しい型をやるよりその方が質が深まります。

剣術 片手正眼の構え 小手
小手を打ちにいくのですが、次の瞬間、気付いたときには吉田先生が自分の後ろにいます。その間が見えません。
これって、真剣だったら小手を打った瞬間に切られているってことですよね。自分が切られる瞬間が見えないのですから、恐怖心はないかもしれませんが、恐ろしい技です。
打ちに入った瞬間に動く、タイミングの勝負だそうです。







2016年4月2日(土)

合気上げ
講習会に向けて、先生の説明もますます丁寧になっていますね。
今日は、腕を上げる前に相手の肩に繋ぐ、という動作を指摘して頂きました。あと、相手の体重を自分の肘に落とすときは、肘のところにボールを挟んでいるイメージをもつと良いそうです。

柔術 立ち技 1本取り 正面・横面・突き
立ち技3本できたら黄色帯だそうです。Cちゃん、がんばってね。

おまけ
稽古の最後にリクエストで、両手でがっしり腕を押さえられた時の対処法を教えて頂きました。
指を上に向けたら腕を自分の中心にもってきて、あとは大きく円を描くだけ。先生にかけてもらいましたが、一瞬で体全部がもっていかれました。毎回のことですが、大東流の技の、合理的で無駄のない動きにはいつも感動します。どうしてこんなにも洗練された技が、なかなか浸透しないのか不思議ですね。やっぱり合気上げで挫折してしまうからなのでしょうか。これは、人類の遺産として絶やしてはいけない気がします。






2016年3月19日(土)

居合 半立ち技 
雷落とし〜横一文字
今日は剣道場だったので、初めての半立ち技です。刀の抜き挿しのバリエーションが一気に増えました。覚え切れません…。

剣術 妙剣(みょうけん)
袈裟切りを半身でかわして正面に垂直に切り落とし、最後にのど元。

柔術 1ヶ条〜4ヶ条
後半は会議室での稽古でしたので、受け身なしの1ヶ条〜4ヶ条ダイジェスト版でした。
3ヶ条、4ヶ条を初めて教えて頂きました。コツの部分は、動きが微妙なので見ているだけでは気が付きませんね。大東流のテクニックはとても合理的で、いつも驚かされます。隙もないし、逃げることもできません。







2016年3月12日(土)

今日は準備体操の代わりに、空手の型をやりました。三戦(サンチン)と内歩進(ナイファンチ)です。あと、中国拳法の型も一つ。
中国拳法の方が筋肉が弛む感じがしました。合気にはこっちの方が良いかも…。

剣術
正眼の構え2本。正面打ちを受けるときは、棟で受ける。手の中で刀を自由に動かすのが難しいです。

講習会の予約が着々と入っているようですね。なかなか楽しみな顔ぞろいです。







2016年3月5日(土)

合気上げ
合気上げは毎回やりますが、日によって、上がったり上がらなかったり…。
今日の先生のアドバイスは「上げる時に腕を動かさない。」でした。あと、合気上げの体を作る体操(?)をやりました。やった後は、何だか合気上げが出来そうな気分になりました(笑)。

剣術 切り返し
ポイントは、剣と足が同時に出る、です。
気持ちが剣に乗っていないと、先生にすぐに見破られます。最後まで気を逸らさないようにする集中力が大事です。

柔術 
首ひねりで、相手の頭をちょうど良い位置にもってくるコツを教わりました。足が横並びになるように立つと、頭が自分の脇にくるので、相手の方の首に負担が少なく自然に返せるようです。逆突きの時も同様に、体を180°転換して、横並びになってから頭を掴むと良いそうです。
先生の合気は、上腕の方だけでなく、突きを制した手の方にもかかっていました。合気がかかっているから、手順をゆっくりやっても技が効くんですね。やっぱり合気は、かかってみないと感覚がわかりません…。

磐田のYさんが、浜松に移動してきてくれました。また一緒に稽古できて嬉しいです。







2016年2月27日(土)

剣術 切り返し(左右)
前回構えがわからなかった左下からの払いが、今日はできました。剣の軌道がおかしいときは、右手で剣を握っていました。Cちゃんの中刀が異様にしなって、折れそうで怖かったです。

柔術 1ヶ条 一本取り
Cちゃんの昇級審査を兼ねて、正面、横面、突きの復習。6級合格良かったね。崩すときは、ちょっと体がぐらっとなればいいんですね。やりすぎると相手が自分から離れてしまって、次の動作に移れません。







2016年2月20日(土)

今日は、安城のMさんが来てくれました。
お隣は、大学の合気道部の稽古でしたね。むこうは大勢なのに、半面使わせていただいて、恐縮です。

剣術 鹿島神流 切り返し
今まで習っていた剣術は、鹿島神流だそうです。どうりで、You Tubeで見る小野派一刀流と違うな、と思っていました。

先生に「止めてはいけない」と言われて、「止めないと首に当たってしまうけど…。」と??でしたが、「氣」のことを言われていたようです。剣は止めても気持ちでは切り抜く、です。出来たときには、Mさんが「切られた。」という顔になりました。剣術は奥が深いですね。


柔術 1ヶ条 正面、横面、突き 
首ひねりで、Cちゃんが「頭が真っ白になる!」とはしゃいでいました。一瞬にして天地がひっくり返ります。私もなりましたよ。
同じく首ひねりで、Mさんから、合気のアドバイスを頂きました。そこで合気を使うんですね。なるほどです。ちから加減がわからなくて、頭を掴む前にMさんが回転してしまいました。合気を使うときは”やさしく”やりましょう。

柔術 胸取り(三種)
大人は苦労していましたが、Cちゃんのちから加減が、合気がかかるのにちょうどいいみたいです。あっさり出来ていましたね。


今日は、Mさんと合気で柔術が稽古できて楽しかったです。アドバイスが的確で、とてもためになります。昨年の長尾先生の講習で、体落としのからくりを見破ったのもMさんでしたね。Mさんは分析力に優れているようです。また、一緒に稽古しましょう。






2016年2月13日(土)

居合 薄墨 
後ろから鞘を掴まれたのを想定した型だそうです。
意味がわかると、気持ちの入り方が変わりますね。

剣術 正眼の構えからの小手、正面打ち払い(左右)。(正確な呼び方がわかりません、すみません。先生に毎回確認しないとダメですね…。)
カーンと高い音が道場内に響いて、爽快でした。


合気 背中に背負う技。(名前がわかりません)

この技は、かけられると腕の筋が伸びて苦しいのですが、合気技特有のかかった後の心地よさがあって、病みつきになる感じです。今日は、背中から解放された後も合気が切れないので、つかんでいる手を離せませんでした。
小学生のCちゃんも、大人にかけることができましたね。







2016年2月6日(土)

柔術 1ヶ条1本取り正面打ち、横面打ち、突き
車倒しと首ひねり以外は名前がわかりません。

車倒しは、相手の状態によって払う場所がかわります。
Cちゃんが、体が宙に浮いたのでビックリして爆笑していました。

今日の一番の収穫は、正面打ち裏のコツを教えてもらったことです。
掴んでいる腕と反対の肩につなぐ!です。
動作としてはとてもシンプルなのに、効果はてき面ですね。やっぱり、昔の人の知恵はすごいな…。







2016年1月30日(土)

座技 皿まわし・片手皿返しなどを稽古しました。
皿返しの技法は、柔術・裏の引き崩しに応用できるそうです。

剣術は、立ち合い1本やりました。
「本気で切りかからないとタイミングが合わない」とのことですが、万が一、払い損なったら病院行きです。変な汗かきますね…。


今日は、磐田のYさんと西尾のMさんが参加してくれました。

合気は、相手によってかかり方が全然ちがうので、普段会わない方との稽古は刺激になりますね。

    (居合の様子)

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